土を喰らう十二ヵ月 旬を食す作家の静かな生活 - 日本経済新聞

自然の恵みは豊かだ。わが国には四季折々の旬の恵みを生かした伝統料理が多い。そんな料理を主軸に、山間地に一人暮らす初老の作家の姿を通して、自然に包まれた情感と生き方を描いている。原案は小説家の水上勉の料理エッセイ。「立春」「立夏」などの字幕で季節の移ろいを示した主人公の日々の営みと主人公のモノローグ…